10月某日。
「今日A8を借りたんだけど、すごくいいわね」
妻が弾んだ声で言った。
普段乗っているコンパクトカーを点検に出したため、A8で買い物に出かけたのだ。初めこそ大きさの違いからおっかなびっくり運転していたが、すぐに慣れたらしい。
特に感動したのが車庫入れだという。
A8には様々な角度から映像を映し出すことで駐車時の操作をより簡単に行えるサラウンドビューカメラがついている。
4台の広角カメラで周囲360度を捉え、上空からの俯瞰映像はもちろん、合成された車体を3Dビューで表示。MMIタッチディスプレイで車体の映像を指先で動かしながら、あらゆる角度で確認できるのだ。
そして特筆すべきはパークアシストプラスだろう。
超音波センサーでパーキングスペースを検知し、理想的な駐車経路と退出経路を算出してくれる。ドライバーはディスプレイの指示に従ってPボタンを押し続ければ、駐車プロセスを監視するだけでクルマをスムーズに車庫入れすることができるようになっている。
車庫入れが苦手だという女性は多い。妻も同様だ。
コンパクトカーを選ぶ女性が多いのはきっと、小回りが利くという点以外にも、大きいクルマだと車庫入れが大変そうだという先入観があるからだろう。
だがどんなに車庫入れが苦手な女性でも、A8なら大丈夫だ。
駐車スペースから出る際も、リヤクロストラフィックアシストが左右から接近する車両を監視してくれる。衝突の危険があれば、光と音、そしてブレーキによる振動によって段階的に警告してくれるので安心だ。
「正直、コンパクトカーよりずっと運転しやすかった」
娘の習いごとの送り迎えは、基本妻が担当している。安全性や様々なアシスト機能を考えると、私としてもA8を勧めたい。
近々、Audiに相談してみよう。